宮古島の自然環境と微生物の力を最大限に引き出す土づくりから大切にしています。土づくりは、農薬や化学肥料を一切使わず行っています。宮古島の気候と海のミネラル、独特の土壌に育まれ、作り手の愛情がたっぷりと注がれたオーガニックアロエベラを育てています。
乾燥地域が原産のアロエベラは、過酷な環境で生き抜くために、たくさんの細かい根を這わせながら、地表の少ない水分と栄養分を体内に蓄える強い生命力を持っています。
宮古島は珊瑚礁が隆起してできた珊瑚石灰岩の島ですので、ミネラルが豊富なアルカリ性の土壌です。海に囲まれた島の畑には、絶え間なく風に乗って海水のミネラル分が飛散するため、アロエベラが育つ大地には、さらに多くのミネラルが吸収されていくのです。
そんなアロエベラの本来の力を引き出し、さらにたくましく育てるために、牛糞やサトウキビ由来の廃糖蜜など、島の素材を堆肥化し養分を補いながら、完全無化学肥料のこだわり土壌で栽培をします。だからこそ、化学肥料や農薬でストレスを持つ田畑で栽培されたものに比べ、ゲルの粘りが驚くほど強く、透き通っています。
先代の父が宮古島の新しい産業として、イスラエルからアロエベラを持ち込みました。この植物はサボテンのように見えますが、ユリ科の仲間です。
台風が多い宮古島ですが、アロエベラは、台風!干ばつ!にも負けないとても強い野菜です。虫もつかないので農薬もいりません。小さなお子様や、ご年配の方まで、無理なく使用できます。また、アロエベラは野菜か薬かわからないほどの有効成分が含まれています。
農場は有機JAS認定を受けています。アロエ本来の力が十分発揮できるように、なるべく植物独自の力、自然に近い状態で管理しています。虫や蝶や鳥が来て、自然を目の前で感じることのできる環境を守っています。この私たちの宮古島のアロエベラを使って皆様が健康でキレイになるお手伝いができたら最高だなと思っています。海外から持ち込んだアロエベラを宮古島で大切に育て、今度は島の外に広げていきます。
多彩な栄養素がバランスよく含まれているアロエベラはアンチエイジングに繋がると言われております。
アロエベラの健康維持に有効な微量栄養素は約70種類。未解明成分を含めると約300種。その含有成分の多種多様さから、アロエベラは有効成分の交響楽団(シンフォニー・オーケストラ)とも言われています。
多糖体 | アロエベラに含まれる多糖体の分子量は、キダチアロエ(約4万)の10倍以上(約45万)と言われていますが、有機栽培で育ったアロエベラの分子量は100万を超えているものもあります。 |
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酵素類 | カタラーゼ、アリナーゼ、アミラーゼなど。生命活動を維持するために必要な酵素を8種類含んでいます。中でもカタラーゼは、活性酵素にアプローチするために欠かせない抗酸化酵素です。 |
ビタミン類 | 活性酵素にアプローチする抗酸化ビタミンA・C・Eをはじめ、ビタミンB群や葉酸など9種類が含まれます。 |
ミネラル類 | 抗酸化酵素をつくる際の材料になる、マグネシウム、亜鉛、鉄、銅、マンガンなどのミネラルを含みます。 |
アミノ酸類 | アミノ酸を18種類含んでおり、中でもイソロイシン、ロイシン、リジンなど体内でつくることのできない必須アミノ酸のすべて(9種類)を含みます。 |
宮古島では庭先など至る所で目にするアロエベラ。
4,000年以上も前から愛され続けてきたというが、そもそもアロエベラとは?
学名 | Aloe vera |
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英名 | Aloe vera、Barbados Aloe |
科 | ユリ科アロエ属の常緑多年草 多肉植物の一種 ※常緑多肉多年草とは、茎の一部、地下茎、根などが枯れずに残り、毎年茎や葉を伸ばす植物のこと。多肉植物は、葉や茎または根の内部の柔組織(じゅうそしき)に水を貯蔵している植物のこと。 |
アラビア語の「alloeh」あるいはギリシャ語の「allal」からきているといわれ、どちらも「苦い」という意味のようです。「ベラ」はラテン語で「本当の」「真実の」を意味するため、数多くあるアロエの中で、アロエベラは「真実のアロエ」といっても過言ではないかもしれません。
アロエベラの葉は肉厚で、葉1枚の重さは約700g~1,200g。
先端から付け根までの長さは70cmから100cmほどにもなります。葉の両端にはトゲがあり、バラの花びらのように螺旋状に30枚ほどの葉をつけていきます。葉肉は無色透明で苦みはなく、先端に黄色い花を付けます。
アロエは、気候の違う世界各地で栽培されてきたため、それぞれの地方の気候に応じて違った種類が生まれています。
現在、世界中で300種類以上のアロエが見つかっていますが、アロエベラもたくさんある中の一種で、カリブ海沿岸で生まれたと言われています。